2025年9月23日〜25日にイタリア・ミラノで開催された、世界最大級の皮革見本市「LINEAPELLE(リネアペッレ)」に、富田興業さんとの共同制作作品を展示していただきました。出品にあたり、制作面で協力させていただいています。
ご縁をいただいたのは、浅草で創業100年を超える老舗革問屋・富田興業さん。
私のイラストをプリントしたオリジナルの革を使って、帯やリュックなどの製品を製作いただきました。





■ コラボレーションテーマ:「ハレとケの猫模様」このコラボのテーマは「ハレとケの猫模様」。
“ハレ(非日常・お祭り)”と“ケ(日常)”を、猫の姿を通して表現しています。「模様」という言葉には、「柄」だけでなく「人間模様」という意味も重ねています。
日々の暮らしの中にある楽しさや優しさを、猫たちの動きや表情を通じて感じていただけたら嬉しいです。
■ SDGsにもつながる革づくり富田興業さんは、「レッザボタニカ®」という、
食の副産物である「皮」と、植物由来の副産物である「ポマース(搾りかす)」を再活用した、TOIMITA独自のサステナブルな革づくりを開発されています。食肉由来の牛や豚の革を無駄にしないという考えに加え、
本来であれば廃棄されるはずだった搾りかすを活用することで、循環型のものづくりを実現しています。おーいお茶の伊藤園さんとのコラボもされています。お茶殻を革のなめしに使うのだそうです。SDGsへの取り組みがしっかりと形になっていて、とても感動しました。
■ 工場見学&デザインのお仕事も今回のプロジェクトでは、製品デザインの他に、展示用のタペストリーやパンフレットのデザインも担当させていただきました。初めての国際出品ということもあり、学びの多い体験でした。
工場見学もとても面白く、ものづくりの現場の熱気と職人さんの技術に感動しました。
■ お問い合わせについてタペストリーやパンフレット、展示用グラフィックなど、イラストやデザインのお仕事のご相談も承っております。
ご興味のある方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
最後に
富田社長をはじめ、関係者の皆さまの情熱とご協力に心より感謝申し上げます。
これからも、アートと伝統工芸、そしてサステナブルな視点をつなぐ活動を続けていきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いいたします!