このたび、『駆け出し』(中島要著、朝日新聞出版)の文庫本装画を担当いたしました。
本作は、6月に発売された『誰に似たのか』の続編です。
物語の舞台は江戸・日本橋の筆墨問屋「白井屋」。
時代の流れを読み切れず低迷する店を立て直すため、若き跡継ぎの一之助と料理人修業中のお美代が、花魁や札差のご隠居たちを巻き込みながら、知恵を尽くして最大の危機に立ち向かいます。
今回の装画では、前作とのつながりを意識し、表紙の人物が大きな筆をバトンタッチするような構図にしました。筆墨問屋の若き跡継ぎが、未来へ向かって力強く駆け出す姿を描いています。
装丁は大岡喜直さんに手掛けていただき、作品の世界観を引き立てる素敵なデザインに仕上げてくださいました。
シリーズとして並べてご覧いただくと、表紙のつながりも楽しんでいただけるとうれしいです。
書店でお見かけの際は、ぜひお手に取ってご覧ください。


