
このたび、『誰に似たのか 筆墨問屋白井屋の人々』(中島 要著)の文庫版の装画を担当いたしました。
本作は3年前に刊行された単行本の文庫化です。
物語の舞台は江戸の商家。隠居した老母の恋に振り回される兄妹、跡取り息子の教育に悩む主人、実家の隠し子騒動にいら立つ嫁、料理人修業中の孫娘など、三世代の家族が織りなす人間模様が描かれています。
それぞれが事情や本音を抱えながらも、どこか温かく、思わず先を読みたくなる痛快な家族小説です。
装丁は、大岡喜直さん(next door design)に手掛けていただきました。鮮やかな赤い帯が印象的で、目を引く仕上がりになっています。
単行本から新たな装いで生まれ変わった一冊です。書店でお見かけの際は、ぜひお手に取っていただければ幸いです。

